朝起きる目的
長生きしてずっと健康でいる秘訣は、朝起きる目的を作ることだと、ご高齢の方から聞いた。
特に男性は60歳で退職したあと、これまで会社で目標となっていた売り上げや成績がなくなった途端、老け込む人が多いんだそう。
だから退職前から、仕事以外の生きがいや趣味を見つけておかなければ体も、心も、老化が進んでしまう。
60歳の方だけでなく、私も当てはまることだと思う。
仕事が無いからと言っていつまでも寝ていたり、とくにやることがない日は鏡を見てギョッとする。
肌荒れしているわけでもないが、クスミやクマが目立っているように思える。
いつもよりも体重が減っていたとしても太って鏡に映る。
人に会う用事がないと、こんなにも輝きがなくなってしまうんだと愕然とした。
朝目が覚めて体を起こすときに、今日やるべきことをポンポンポンっといくつか頭に浮かべる。
すると休みの日であってもサッと体を起こせるのだ。
やるべきことがあると、できるだけ手早く効率的に済ませたいので、午前中の内から張り切って作業に取り組む。
そうすれば家にいたとしても、テキパキ動いてハリのある生活になる。
これを続けているときと、目的もなく過ごしているときでは全く違う人間になっていると思う。
ハリのある生活を続ける人は、目的があるから健康でいたいと気遣うようになる。
体を動かして、いつまでも元気でいたいと思う。
だから目的があることは長寿の秘訣なんだと私は思う。
60歳退職は現代では早すぎると思う。
再就職しないにしろ、なにか生きがいがあれば健康的に生活できるから、退職前に探しておくこともおすすめだ。