職人技

伝統工芸品は値段が高いものが多い。
しかし作られる工程を見ていると、これぐらいの価格になってもしょうがないと思えるほうど難しい物が多い。
ある織物の織り元さんと話をしたことがある。

先代は無形文化財で、いずれはその方も無形文化財として認定されるようだ。
機械織りをしていると聞いたので、機械にセットしたらあとは任せると思っていたが全くの勘違いだった。
織りに使う機械は1世紀前のもので、そんなに上手く動いてくれなくなってきたそうだ。

この機械を直せる職人が少ないそうで大事に使っているのだ。
機械といえどもほとんど手織りと変わらないくらい、各工程で職人による微調整や力仕事が必要となる。
1反織るのにかなり時間がかかることから、先代の織物は1反300万円はくだらなかったそうだ。

実際に織り工場に行ったことがないため、口頭で工程について説明されたが、それだけでも気が遠くなりそうだった。
それくらいかかるのだから、先代の1反300万円も不思議ではない。
だが、そんな工程を知らないままに値段を見るとギョッとしてしまう。

だから、伝統工芸品は一部のファンだけに受け入れられて、万人には受けない。
その一部のファンの代がいなくなってしまえば、買う人がいなくなる。
そうすれば、せっかくの技術があっても作っても売れなくなってしまうのだ。

職人は手仕事については神様のようにその業界で言われるが、売るための商売となれば下手な人があまりにも多い。
もっとこんな店で売ればいいのに、とか販売ルートについてあれこれ思ってしまうが、職人に説明したところで、気に入ってくれる人が居れば買いにきてくれるだろうと言って販路を広げようとしないのだ。

買いたい人と職人がうまく繋がる仕組みがあればいいのだが。

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