NO節電

梅雨が明けて、とにかく暑い。
言っても仕方ないことだが、暑いのだ。
九州は9月下旬まで残暑が続くので、今から二ヶ月以上も暑いと考えると気が滅入ってしまう。
女友達と話しているときに、みんなエアコンを付けっぱなしで生活していることが判明。

自分だけじゃないんだとちょっとホッとした。
震災の後、とくに節電ムードが高まった。
エアコンを付けずに、ゴーヤを植える緑のカーテンや、早く出勤する時間調整などに取り組むのが良いことだとされた一昨年は、私もエアコンを付ける行為が「悪」くらいに思った。

メディアでも節電をするライフスタイルが賞賛された。
しかし、やっぱり暑いものは暑い。
熱中症によって搬送される人が連日続くようになった昨年から、エアコンを使いましょうと少しずつ呼びかけているメディアが増えてきた。

今年は梅雨明けすぐから、猛烈な暑さが続いていて、こっそりとエアコンを付けて過ごすようになった。
そうすると、付けずに生活するのが辛くなってしまい、家にいるときはずっと付けてしまうようになった。
みんなが節電に取り組んでいる中で自分だけ楽している…。

という気持ちになったが、女友達みんな私と同じように24時間運転させていると聞いてほっとした。
ソーラーパネルを付けているわけでもないので、限りある大事な電気を使っている自分に後ろめたさを感じていたが、「赤信号みんなで渡れば恐くない」状態で、今は開き直って涼しい室内にいる。
冬になったら節電に貢献するので、夏はご勘弁を。

身体が冷えるおじさん

最近身体が冷える。
もう私は「おじさん」と言われる域に入ってしまった。
北国出身で寒さには強いはずだったが、もう東京に出て来てから何年も経ち、手先足先が冷たくなることが辛くなってしまった。

一緒に上京してきた友達にも言われたが、北国出身だから寒くないというのは2年目くらいまでしか通用しないと言う。
確かに3年目に入ったあたりから、東京の冬が寒いと思うようになった。
暖房器具はエアコンのみだ。
それも初めは驚きだったが、夏でも冬でもそれ一台で済む便利さに乗っからせてもらっている。
そして今冬はエアコンも着けてなく、毛布とマフラー、二重に履いた靴下で何とか寒さを凌いでいる。
最近、両親が私を尋ねて東京まで出て来たのだが、その際にタイツを買ってきてくれた。
ズボンの下にタイツを履くというのは、まだ若者だと思っていた自分にとっては格好悪くて認められない行為だったのだったのが、せっかく買ってきてくれたということもあって、寒い日には着用している。
学生の時、研究室の先輩が暖かい土地から来た人で、ジーパンの下にタイツを履いているのを見たことがあった。
オシャレな先輩だったが、「寒すぎるんで、これ履かないと無理ですよ」と恥ずかしげもなく言っていて、あまり寒さを感じない自分には、オシャレよりそっちを取るのかと不思議な感覚だった。
女性は幼い頃から親や学校の先生に身体を冷やさないということの大切さを教わるようだが、男の自分は寒さなんて我慢してこそ、というくらいのものだった。
そんな自分をずっと見てきた母親が、年齢を重ねた自分に対して身体を冷やさないようにとタイツを買ってくれたのだ。
オシャレじゃなくても履くことにした。

«