自己啓発
『チェリー』(スピッツ)
なんだか懐かしい感じのメロディとヴォーカルの歌声が、妙に私の中にイイ観じで響いてくる。曲を耳にするたびに、何故だかウン年前の高校時代を思い出す。
卒業してから、全然会っていない【Mちん】は、たま~に夢に出てくる。
その後を知らないから、今でもあの頃のまんまのお姿です。
バカばかり言っていたあの頃が懐かしい。
『なごり雪』(イルカ)
古くてすみません。
平井堅の『大きな古時計』のように気がついたら口ずさんでいる歌。
洗濯物を干す時、食事の準備をする時。
毎日、口ずさむから、もう何千回も繰り返しているはず。
でも、同じところがグルグル回って、未だにフルコーラスでは歌えない。
いつも歌っているから、子どもたちも知らぬ間に覚えて、いっしょに歌っていることがある。
友達は『翼をください』なんだって。
自己啓発に関する本を読むときに、なぜか音楽が無いと読み進めることが出来ないのが不思議なのですが、落ち着いた環境や空間には欠かせないものなのです。
会社の自己啓発セミナーも、毎回、同じ講師で話す内容はいつも同じなので、税金対策で雇ってるのかなと。
そんなことは無いでしょうけど、ウチの会社の自己啓発への協力は皆無に等しく、他社のセミナーを受けたことが気に食わなかったようで、それ以来、自己啓発なるものに全く関心がない社長だから仕方がないのかもしれません。
ゲーム
学生の頃ロクにバイトもしなかった自分は社会人になって初めて遭遇したことが多かった。
卓上電話恐怖症だったのでなおさら電話に出ることがきらいだったし
そもそもそんなレベルから学ばなければならなかったので前途多難であった。
今でも電話自体は大嫌いが嫌いになった程度だが、さすがに仕事の内容も求められるレベルも高くなってきた。
建築分野のさらに特殊な専門分野で仕事をしているので建築家にアドバイスをする立ち位置にある。
物件ごとに多種多様な用途、コンセプトからライフスタイルまで理解する必要があるので
毎回かなりの確率で新しいコト、モノに遭遇する。
新しいもの触れたとき、それを理解、咀嚼(そしゃく)して相手と同じレベルにまでになる作業を
コンサル会社の分野ではキャッチアップと呼んでいるらしい。
要するにそれが毎回発生するのが今の仕事の常となっている。
これを何年も繰り返しているとインプットとアウトプットがほぼ同時にできるようになってくる。
訓練の賜物だと思っているのだが、対象を構成しているロジックがだんだんと見えてきて、
ここをこうすればこうなる、といった要点部分が掴めるようにようになってくる。
こうなってくると仕事というよりもゲーム攻略に近い。
この手のスキルについては自己啓発本でも様々紹介されているので
そちらから学んだ方がきっとタメになるのだが、
これってなんだかシミュレーションゲームや恋愛感覚みたい。
この感覚をどれだけ類似体験しているかが素地になっていると思う。
たまに諸先輩方が遊びが足りないと言っているのはきっとこのことなのだろう。
私も学生時代は週三回は合コンに参加し、一日おきにお水遊びをしていた。
これがきっと学びの場となっていたのだろう。そして遊びの足りない男がなんとつまらないことか。
などと言って不埒な過去をいつも正当化しようとしている私でした。