住まう

この地域に越してきて人形を作り始めたのは、デザイン専門学校に通ってたころに「セラミック(オーブン)粘土」でキーホルダーなどを作っている会社にバイトに行ったのがきっかけです。

セラミック粘土に出会うまでは、乾燥するまでに慌てて制作しなければ!!と乾燥との勝負でした。

でも出会ったセラミック粘土は私の粘土イメージをくつがえす性質があったのです!まずは、着色済み、乾燥しないという、私には条件の揃いすぎる程の粘土だったのです。

着色済みの粘土たちを練り合わせ新たな色を作ります。

顔は肌色、髪は栗毛色、服は…と、人形に一枚ずつ服を着せていくように時間をかけて、イメージをふくらませて、服の形からシワまで、細かな作業ができることが最高です。

封を切っても、オーブンで焼かない限り、半永久的に使えるとこも良いところです。
そんな粘土を使って、人形や動物たちを作ります。
焼かない限り硬くならないので、じっくり観るほどに細かな細工を発見できる、作品たちなのです。

人形のサイズは、オーブンレンジに入る高さが15センチ弱です。
本当は料理用とは別にレンジが欲しいのですが、一家に二台のレンジは少し不自然かなと思ってガマンです。

ここ数年のうちに自宅で教室を開くことが目標となりました。
年に数回、先生の元に出かけて夜行バスで帰ってきたことが懐かしいものです。
コンタクトを車内で落として大変だっとこも、同時に思い出してしまうのですけどね。

大人の粘土遊び

今ウチの会社の女子の間では「粘土遊び」が大流行中。
どんどん粘土を触って遊ぶ同僚が増えていく中。
「私は絶対そんなもので遊ばない!何故なら…小さい頃から粘土遊びが嫌いだからだ!」なんて宣言してたんだけど…

昨日百均に買い物行ったら「軽くて無臭」って書いてある粘土があって、気付いたらカゴの中に入れてたみたい。
よく万引き犯が「気付いたらカバンの中に入ってた」みたいに言ってるのもあながち嘘でもないのかなぁって感じちゃうぐらい、本当に気付いたらカゴの中に入れてたんだよねぇ。
心のどこかで粘土触ってみたいって気持ちがあったんだと思う。
私の場合は勿論ちゃんとレジ通してお会計済ませたけどね!
で、帰宅。
買ったは良いけど、みんなは一体粘土に何を作ってるんだろう?って疑問が沸いてきた。
作りたいものがない。
まぁ先にご飯作ったり何だかんだして、もう後は寝るだけの状態にして、テレビ見ながらお酒呑んでたの。
その時にふと粘土買った事を思い出して何かを作りたい衝動にかられてしまって黙々と粘土遊び!
完成したのがお酌とお猪口
初めてにしてはなかなか良い出来だったから嬉しくなって写真撮って今日会社のみんなに見せびらかしたら「オヤジっぽいアイテムですねぇ」なんて言ってくるから「じゃ~みんなどんなの作ってるの?」って、みんなの作品見せてもらったら…
ハートとか星とかクマの形をしたまるでクッキーの様な粘土。
カップケーキ、ゆるキャラ。
全部可愛いくて女子って感じのものばかりで愕然とした。
みんなが作った粘土の写真をみながら「あっ!そういう事!!」って何度言ったか…今度からは私もお菓子系のものを作ろう~っと♪

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