希薄で歪な関係

ショッキングな事件が発生してしまった。
報道を見て、むごい最期を迎えてしまった被害者のことを思うといたたまれない気持ちになった。
十代の少女が何者から暴行を受けて命を落とした。

そして山中に遺棄された事件。
逮捕されたのは同じく十代の女だ。
なんで同年代の同性が命を落とすほど暴行を加えることになったのだろうか。
色々と謎の事件だった。

今日になって続報が報道されたが、どうやら逮捕された女には仲間が5人ほど居たようだ。
歳の近い男女で車に乗って山中に遺棄した旨の供述を始めたようだ。
被害者との関係性についてはまだ言及されていないが、何があったらそんなことになるんだろうか。

10代後半は、男女関係なく友情が深まる時期でもある。
みんなそれぞれ仕事を始めたり、進学するときに、友達といるときだけが素の自分でいられる年代だ。
もしかしたら、被害者と加害者グループは元々友人だったんじゃないか、そんな印象を受けた。

最初に逮捕された女が、SNSアプリを使って、仲間達に出頭する旨のメールを送っていることが公開された。
見る限りでは、悲劇のヒロインのようだった。
出頭する決意をしたこと、裏切ってしまうこと、これらを「友達」に懺悔している内容だった。

「友達」を「裏切って」出頭、と仲間は思ったかもしれない。
ただ、ご遺族からしても、いや、報道を見ているすべての人から見ても、そんなのは「友達」でもなんでもない。
罪を償うのは当たり前なのだから。

報道されない事情もあるだろうが、しっかりと若者達は自分たちの罪を償ってもらいたい。
もう二度と戻らない被害者のことを、忘れることは許されないのだから。

新人女性社員の束の間の息抜き

疑わしきも罰する

『疑わしきは罰せず』という言葉通り、今の日本社会では被疑者(加害者)保護の刑事裁判、民事裁判が行われています。

ストーカー被害などは最たるもので、ようやっと被疑者(加害者)の範囲が広くなったものの、警察官は「勘違いではないですか。」「その程度の事だと実際の被害が無いので警察としては動けません。」やひどいときには「元はと言えばあなたが悪いんじゃないですか。」などという事を言うような捜査態勢でした。

どう考えても被疑者(加害者)がストーカー行為をしている状況、時間、場所、被疑者(加害者)しか知り得ない情報を知っている等しても日本の司法制度では例え本人が「私がやりました。」と言っても裁けないのが現状です。
これは被害を受けてしまった人に、再度被害を与えるようなもので、社会が被疑者(加害者)を保護している状況を作り出しています。
『疑わしきは罰せず』罰せられなかった人は保護できるかもしれませんが、被害を受けた人はどうなるのでしょうか。
保護するべきは被疑者(加害者)ではなく、被害者なのではないでしょうか。
こうした日本の司法制度は犯罪を助長する事につながりかねません。
また、指紋採取、声紋採取など、科学的調査をどんどん行って、被疑者(加害者)を犯人と断定できる根拠をみつける能力を警察は身につけるべきだと思います。

ストーカー被害に合っているたくさんの方々に、一刻も早い解決がくる事を祈念致します。
また、少しの事でもおかしいなと思ったらすぐに警察に相談しましょう。
その時の会話は録音しておく事を忘れずに。

«