富士山噴火

富士山は活火山。
小学校で習ったときに衝撃を受けた。
理科で習っていた他の活火山は、赤いマグマが煮えたぎっている。
富士山は、山頂に雪が残り、全体的に灰色の山。

どちらかというと「活動していない」穏やかな風景に見える。
いずれは再び活動を始めると私が小学校のとき、つまり15年ほど前にならった事だ。
それが、まもなくかもしれないというニュースを見て戦慄した。

あれほどの巨大な山が実は静かに活動していることと、噴火した場合の被害状況。
フルCGで具体的な被害がシミュレーションされていて、静岡、山梨だけでなく、東京都内への影響が映像化されていた。
九州に住んでいる私にとっては、阿蘇山や桜島の噴火の方が身近な驚異であるが、富士山という日本人みんなにとって思い入れの強い山が噴火するかもしれないというのが、恐くてしょうが無い。

シミュレーションの中には、経済的な打撃で日本が終わるかもしれないということまで言われていた。
まず、排煙のために多くの航空機が飛ばせなくなる。
風の向きによるが、航空機が飛べないということは物流のスピードがかなり遅くなってしまう。

当然、周辺の鉄道にも影響があるかもしれない。
そうなると、余計に物流がままならない。
物が動かなければ、人も金も動けない。
そして、富士山が噴火したと世界で報じられたその瞬間から円が売られ、日本の株が売られる。

そのことで経済的に受ける打撃がもっとも痛いというようにシミュレーションされていた。
ではどうすれば良いのか、ということまでは報じられていなかったので、単に不安をあおるだけではないのか、と思いつつも、噴火という自然現象の前では、円も物資も無力であると痛感している。
ただのシミュレーションで終わってくれるのを願うばかりだ。

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