鬱々としても仕方がないから口角上げて
周りに鬱病の人がいるのよ〜という話しを良く聞く。
鬱に関してあまり知らないから多くは言えないが、精神的に弱いから、などと言ってはいけないそうだ。
頑張って、頑張ろう、そのままで良いのよ、といった励ましも良くないと聞いたが、では周りはどうしろと言うのだろう。
家族が鬱になったというストーリーの映画などを見たことがあるが、本当に周りの人の精神がおかしくなりそうだ。
つらいのはあなただけじゃない、みんな辛いんだから甘えるな、という鬱患者の周りにいる人の本音は絶対に禁句だというが、でもやっぱりそれが本音なのだ。
ケガしようが、病気になろうが、仕事に復帰しなければ食べていけないのが社会人。
大人の辛いところは働くことを辞められないことだ。
ケガをすれば、注意が足りないとか、想定していなかったのかと言われる。
病気をすれば、自分の管理がなっていないとか、不摂生していたんじゃないかと言われる。
なのに鬱病はそんな風に言ってはいけない風潮っておかしいんじゃないかと思う。
鬱病の旦那がいて困っているという奥さんに話を聞いたことがあるが、胃を悪くして髪の毛が大量に抜けて、それでも私が働かなくてはいけないから、と言っていて、あなたが鬱になりそうだと心配になった。
髪が抜け落ちようとも何が何でも働く奥さんがいる一方で、朝から調子が悪いからとテレビを見て一日すごす夫。
なのにその夫に何も言ってはいけない、だって鬱だから、というのはおかしすぎると思う。
頑張れとか言ってはいけないという風潮を何とかした方が良いと私は思うのだが、メンタルがかなり強すぎて鬱病の人の気持ちが一生理解できない私には解決策が思いつくことは無いだろう。